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オフィストーク第80話「勉強と部活の位置付け(2)」

 

(前回の会話が続いています)

山城

勉強の他に部活もやるということは、本来きついことなんだよね。時間的にも体力的にもハードになるのは間違いないんだから。でもそれだけのハンデを背負ってでもやりたいから部活をやるんでしょう?それなら辛くても我慢しないといけないよ。それを部活の楽しさは味わっておいて、部活をやらない子の自由さも享受する・・・そんないいとこ取りで辛さから逃げるような姿勢は虫が良すぎると思う」

岩立

「部活も勉強も手を抜かずに頑張れるぐらいパワフルになってほしいですね」

谷川

「岩立先生は何か部活やってた?」

岩立

「バレーボールをやっていましたよ」

田中

「あ、そうなんだ。厳しかった?」

岩立

「練習がですか?別に辛くはなかったですね。ただ、僕の学校では成績がある程度下がると、その子はしばらく部活禁止になるんです」

宮地

「えっ、そうなの?」

塾長

「いや、昔は結構そういうの多かったよ。今思うと、むしろその方が健全だと思う。だって部活の顧問の立場からすれば、自分の部活の生徒がどんどん成績が下がっていたら心配になるもんね。顧問だって教師なんだから、『少し部活を休んできちんと勉強した方がいいぞ』って言いたくなるはずだよ」

冨田

「生徒本人が気付いて自主的に改善することができれば一番いいんでしょうけどね」

谷川

「うん、でもなかなか難しいだろうね。それどころか、成績が下がっている時期は勉強そのものが嫌になるから、余計部活に逃げてしまうと思うよ」

岩立 「そう考えると、勉強と部活のバランスについて、学校側がある程度口出しするのは大切ですね」
塾長

「学校だけじゃなくて、僕らを含めて周りの大人たちも真剣に考えるべきだと思う。子供は単に楽しいからやるだけだけど、大人たちまでそんな短慮じゃ困る」

山城

「大人は知識も経験もあるんだから、子供よりよほど世の中のことを知っているはず。その見地から、子供に大まかな方向性だけは示してあげるべきですよ。その範囲内で子供の希望を受け入れてあげればいい」

冨田

「そうですよね。子供の意志を尊重するといっても、無制限に何でも聞き入れるのは単なる無責任だと思う。ある程度は大人が決めてあげないと」

塾長

「野球にしろサッカーにしろ、他のスポーツでも文化系の部活でも、本当にプロになって将来ずっとやっていくとするとかなり厳しい確率を狙うことになる。そのリスクを分かって選択しているなら構わないけどね」

谷川

「周囲の大人はその子の将来について、もう少し冷静に判断してあげる必要がありますよね」

   
 
【登場人物】
  オフィストーク第80話endphoto
塾長:指導歴27年 谷川:指導歴10年
山城:指導歴11年 冨田:指導歴10年
宮地:指導歴1年 岩立:指導歴2年
   

 

 
 
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