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| TOP>オフィストーク>第1話〜第50話>第11話 |
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(ある中学校の授業を見学して、その様子を報告しています) |
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| 塾長 | 「何か変わったことはあった?」 |
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| 山城 | 「ええ。11時頃に遅刻してきた生徒がいて、その子は悪びれる風もなく授業中ずっと足組んで横向いてるんです。もちろん授業なんか全く聞いてない。」 |
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| 萩原 | 「ひどいですね。」 |
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| 山城 | 「ただね、普段ならそういうの見ると腹が立つんだけど、今回はちょっと違って、むしろその子が哀れに見えちゃった。たぶん、2年生の2学期・3学期までは、その子に同調してくれる仲間がいたんだと思う。それが1人抜け、2人抜けて、最後にポツンと残っちゃったんだろうね。でもいまさら勉強するポーズも取れないっていう。」 |
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| 小宮山 | 「それ3年生?」 |
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| 山城 | 「そうです。本当に不良だったら、11時ぐらいに遅刻してまで学校に来ないですよね。来ないでゲームセンターで遊んでいればいいんです。反抗的な態度を徹底するなら、そういうことになる。でも実際はそうせずに、律儀に学校には来るんですよね。」 | |||||||||||||
| 谷川 | 「まあ、そうだね。」 | |||||||||||||
| 山城 | 「つまり、半年後には高校入試があるのは薄々分かってて、完全に欠席してしまったら高校にいけなくなるっていう恐怖心はあるんでしょう。でも、これだけ不良っぽいポーズを取ってきて、もうどうしていいか分からないんじゃないんですかね。可哀想だなと思いました。」 |
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| 塾長 | 「本来中学生にもなればさ、まだ判断材料や知識は乏しいだろうけど、ともかく自分なりに将来のことを真面目に考えて、一生懸命そのための努力をして当然だよ。」 |
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| 萩原 | 「そうですね。」 |
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| 山城 | 「そう考えると、受験っていう経験は、子供を成長させますね。」 | |||||||||||||
| 塾長 | 「勉強、とくに受験なんていうのは、答えも決まってて、やるべきことも決まってて、それで競争している。社会に出て働いてみると、答えがないところでやっているのがきついよな。」 |
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| 山城 | 「自分で問題を作りだして、それに答えてっていう。」 |
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| 塾長 | 「その上、答えがあるのかどうかも分からない。ひょっとしたらないのかもしれない。」 |
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| 小宮山 | 「でも、それがやってて楽しいところでもあるんですけどね。」 |
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